ネキシウムの血中濃度・半減期から持続時間を予想

血中濃度や半減期、持続時間はどれくらい?

 

まずは、ネキシウムの血中濃度最大時間や半減期を見ていきましょう。

 

単回投与の血中濃度最大時間

血中濃度最大時間

服用してからの半減期

約2.75時間

約3.5時間

 

反復投与の血中濃度最大時間

血中濃度最大時間

服用してからの半減期

約2.25時間

約3.5時間

 

↑は単回投与、反復投与の血中濃度最大時間、そして服用してからの半減期の数値となります。それほど大きな変化はありませんが、反復投与すると血中濃度最大時間がやや早まることがわかります。そして、血中濃度最大時間や半減期には、多少の個人差があらわれることもわかっています。

 

発現・持続時間との関係はある?

 

通常、医薬品は血中濃度が高くなればなるほど効果も高くなっていきます。しかし、ネキシウムは血中濃度と効果の間には相関がないとされています。

 

はじめに効果発現時間についてです。ネキシウム投与を始めてからすぐに効果が実感できるわけではなく、服用をはじめてから2~3日してようやく胃の中のPhが上がってきます。その後、安定するのには4~5日かかるため、効果を実感し始めるのは1週間程度かかるということになります。

 

そして、持続時間についてもネキシウムの血中濃度は無関係です。ネキシウムのプロトンポンプ阻害作用は「非可逆阻害(元に戻らない阻害)」と呼ばれるもので、いったん阻害したプロトンポンプは元に戻りません。 →プロトンポンプとは?

 

なので、持続時間についてはどちらかというとプロトンポンプの入れかわりのほうが重要です。プロトンポンプは3~4日程度で新しく入れ替わることになるため、もしネキシウムの服用をやめたとしても、3~4日程度は効果が持続することになります。阻害されたプロトンポンプが新しいものに入れ替わってはじめて、ようやく胃酸の分泌量が元に戻ることになります。

 

用事があるときには

 

いつも朝食前に服用していれば、服用を忘れることは少ないと思いますが、夕食前の服用については、気をつけなければなりません。それは、旅行や出張などで外泊するときや用事があり出かけるときなどは、うっかり夕食前に服用することを忘れてしまうことが多くなるからです。このような場合であれば、外出予定があるときは、朝食前に服用するパターンに変更するのもひとつの方法です。朝食前に服用しておけば、夕食前に服用する必要がありません。医師からネキシウムの服用は夕食前と指示されているのであれば、朝食前に変更をしても問題がないかを相談しましょう。もし、変更の許可がおりなければ、常にネキシウムを携帯しておき、忘れずに服用するようにしましょう。

 

1日2回朝夕に服用しているのであれば、ネキシウムを携帯することを忘れないでください。