ネキシウムと消化不良の関係

ネキシウムを服用すると消化不良になる?

 

食事をすると、食べたものは胃の中に運ばれ、「胃酸」によって消化されます。胃酸の分泌量は、食べた量によって変化します。しかしながら、胃酸の分泌量の調整がうまく行われないことがあります。胃の中にたくさんの食べ物が運ばれているのに、胃酸の分泌量が少ないと消化に時間がかかってしまい、「消化不良」や「胸やけ」と呼ばれる状態に陥ります。

 

ネキシウムは胃酸の分泌を抑制する働きがありますので、どうしても消化スピードは遅くなってしまいます。ですから、消化不良を起こしてしまう可能性は否定できません。万一、ネキシウムを服用しているときに、消化不良を起こしてしまうのであれば、食事の量を控えめにしたり脂っこい食べ物を控えたり、よく噛んで食べたりするなどの対応をとる必要があります。

 

特に注意が必要なのは、「消化不良」を起こしたときにネキシウムを服用することです。ネキシウムの服用が有効となるのは、逆流性食道炎や胃潰瘍などです。「ちょっと胃がもたれている」などの状態で服用する医薬品ではありません。むしろ、ネキシウムの胃酸の分泌を抑える働きは、消化不良を起こした状態にとっては、逆効果になりかねません。近年、ネキシウムなどのプロトンポンプ阻害薬は普及が広がっていますので、消化不良に対してもネキシウムを安易に処方するケースもあるといわれています。くり返して申しますが、ネキシウムは胃酸過多が原因である「逆流性食道炎」や「胃潰瘍」には効果的ですが、消化不良には効果がありません。